トレンドブログはネタ選定とキーワード選定が非常に重要です。
良い内容の記事を書くのももちろん大事ですが、どれだけ良い記事を書いていてもキーワード選定ができていないとアクセスが見込めません。
私は、キーワード選定においては、次の3点を意識して行っています。
- 検索ボリューム
- ライバルの強さ
- 検索意図の理解
その3点における基本的な考え方と概要は、下記コンテンツにてまとめていますので合わせてチェックしてください。
>>>トレンドブログの書き方!全体像をはじめての方向けに解説!
こちらでは、キーワードの考えたの基本から具体的なキーワード選定の方法まで紹介していきます!
Contents
まずはキーワードの基本を押さえよう!
ブログをしている人にとっては、キーワードは、基本中の基本ですが、初めて取り組む方にとっては、キーワードって言われてもピンとこないかもしれません。
まずは、キーワードの基本から解説していきますね。
複合キーワードについて
まずは、複合キーワードについておさえておきましょう。
複合キーワードは、複数のキーワードをかけ合わせたキーワードのことです。
例えば、「キャンプ」について調べているとします。
Yahoo検索でキャンプと入れると次のような検索結果が出てきます。
この画像の左上に「約518,000,000件1ページ目」と記載がありますが、これはキャンプというキーワードを含むコンテンツが5億1800万個あるということを指しています。
その1ページ目を表示していますよ。ということですね。
この場合、「キャンプ」という1語で1ページ目に表示されるのはどうも難しそうだと思いますよね。
では、「キャンプ」1語で検索している人はどういう人でしょうか?
キャンプの1語だと、キャンプをできる場所を探しているのか、道具を探しているのか、洋服を探しているのか、さまざまなニーズがあり漠然としていて分かりませんよね。
キャンプで1位に表示されているページはキャンプ場を探すサイトですので、キャンプで使うのテントを探している人にとっては、適したサイトではないですよね。
キャンプのような1語のことをビッグキーワードと言いますが、ビッグキーワードで検索してサイトに訪れる人のニーズは多種多様です。
そのため、1語で上位表示されているコンテンツはすべてのニーズに答えられているわけではないので、もっとニーズを絞るために、虫眼鏡キーワードで、複合キーワードが表示されます。
Yahooの場合は、ページの下にも複合キーワードが表示されます。
キャンプの中でも、キャンプ用品なのか、キャンプファイヤーなのか、キャンプ飯を調べたいのか、キャンプのテーブルが欲しいのか・・・・
さまざまニーズがありますよね。
ちなみに、キャンプファイヤーは、クラウドファンディングのサイトを見たいという目的が一番多いのでキャンプは関係ないです。
虫眼鏡キーワードの見方ですが、左上から順に検索数が多いことを表しています。
そして、その複合キーワードをクリックして、3語、4語と虫眼鏡が表示されるとかなりの検索ボリュームがあるということです。
逆に、虫眼鏡が全く表示されないキーワードの場合、これまでほとんど検索されていないということです。
この場合、キャンプ用品の複合キーワードをクリックしていくと、「キャンプ用品 おすすめ 初心者」「キャンプ用品 おすすめ ブランド」の4語の複合キーワードまで出てきました。
そして、ページ数も約27,600,000件とまだまだ多いですが、キャンプ1語に比べると減りましたよね。
このように複合キーワードを探しながら、「どのキーワードであれば、どれぐらいの検索ボリュームがあって、上位表示ができるのか?」ということを考えていくことをキーワード選定と呼んでいます。
・虫眼鏡キーワードが多ければ多いほど検索ボリュームは大きい
・複合キーワードが3語、4語と出てくるとかなり検索ボリュームが大きい
複合キーワードはつまるところ「検索意図」
検索エンジンのシステムは、時代とともに進化してきています。
進化に伴い元々のやり方が通用しなくなることが多々あります。
その結果、「アフィリエイトは稼げない!」という声も多いのですが、稼ぎ続けている人は必ず大事と言い続けているのが「検索意図」です。
検索意図とは、「検索する目的」とも言い換えると分かりやすいかと思います。
つまり、先ほどのビッグキーワードの「キャンプ」では検索している目的はさまざまでしたよね。そのため、検索意図の分かりにくいキーワードです。
ですが、4語の複合キーワードの「キャンプ用品 おすすめ 初心者」「キャンプ用品 おすすめ ブランド」までキーワードを深堀していくと、検索意図が見えてきますよね。
「キャンプ用品 おすすめ 初心者」は、初心者の人がキャンプ行く時にあった方が良いおすすめのアイテムって何があるかなーという検索意図で検索しているわけですよね。
「キャンプ用品 おすすめ ブランド」は、キャンプ用品のブランドは何がおすすめか知りたいという意図で検索していますよね。
この検索意図をさらに深掘りすると、「キャンプ用品 おすすめ 初心者 テーブル」という5個の複合キーワードが想像できます。
ここまでくると検索意図は明確ですよね。何を選んで良いか分からない初心者の人が、使いやすいテーブルを探しているというニーズです。
であれば、初心者でも使いやすいテーブルを複数紹介しているページが上位表示されるはずです。
実際に検索してみると、広告を除いて一番上に上位表示されているのは、「キャンプ・アウトドア用テーブル(机)の選び方とおすすめ22選【キャンプ初心者】」というタイトルの記事でした。
やはり上位表示されているのは、検索意図ピッタリの内容ですよね。しかもキャンプの専門サイトです。
複合キーワードも「用品」というキーワードこそ入っていませんが、その他のキーワードは全てタイトルに入っています。
複合キーワード=検索意図
キーワード選定の目的は?
あらためて、キーワード選定の目的を考えて見ます。
キーワード選定の目的
=狙ったキーワードで上位表示させて多くのアクセスを集めること
多くのアクセスを集めるためには、アクセスボリュームが多い複合キーワードを探すことが大事です。
とはいえ、アクセスボリュームが多くても上位表示が出来なければ、アクセスは見込めません。
逆に複合キーワードを絞りすぎた場合、上位表示できたとしてもニッチすぎてアクセスボリュームが全然なければ、こちらもアクセスは見込めません。
アクセスボリュームと上位表示できるかどうかのバランスが重要なポイントということになります。
そのため、上位表示させられるのかライバルチェックをすることが必要となりますね。
では、ライバルチェックの具体的な方法について解説していきます!
キーワード選定におけるライバルチェックの方法!
ライバルチェックとは、自分が狙おうとしているキーワードで上位表示できるかどうかを判断することです。
現在上位表示しているサイトをチェックして、そのサイトにあなたのブログが勝てるのか、勝てないのをチェックする流れになります。
サイトの強弱を判断することになるのですが、判断基準を列挙しておきますね。
- 大手ニュースサイト
- 大手企業サイト
- 2chまとめ系サイト
- 本人の公式サイト
- 専門性の高いサイト
これらのサイトには、そもそも個人のトレンドブログ(雑記ブログ)が勝つのは難しいです。
そのため、狙っているキーワードに個人ブログが全くなくて、上記のようなサイトいわゆる強いサイトばかりの場合は、そもそも勝てないと判断しましょう。
個人ブログがある場合は、上位表示が狙える土俵に立てると考えられます。
個人ブログ同士の場合のサイトの強弱に関する基準は次のとおりです。
- アクセス数(ドメインの強さ)
- 被リンク数
- 専門性
- 関連記事の数
- 記事の内容
- 投稿時期
- 無料ブログ
では、詳細を解説していきますね。
アクセス数(ドメインの強さ)を見極める方法
ドメインの強さによって上位表示のしやすさが異なります。
多くのアクセスあればあるほど、ドメインは強くなりますので、ライバルのアクセス数をチェックすることで参考にできます。
アクセス数の調べ方は、SimilarWebのサービスでチェックができます。
ライバルのURLをシミラーウェブで入力して調べるとアクセスの概算が出てきます。
アクセス数が少ないと表示されないですので、どの程度アクセスがあるサイトが上位にいるのかを把握することが出来ます。
ただし、アクセスが多いサイトが必ず上位になるというわけではありませんので、あくまで参考として見てください。
被リンク数のチェックは必要?
サイトの強さを考えた時に、被リンク(外部から張られたリンク)が多いとサイトが強くなります。
被リンクの考え方は、他のサイトで「このサイトを参考にしました!」というように、「より詳しいサイト」という意味合いで被リンクがついているサイトは良いサイトという評価がされるということですね。
ナチュラルリンクと言って、自然に発生した被リンクが多いとそれだけ良いサイトと言うことですが、逆手にとって意図的に、外部リンクを張ってサイトを強くしようという流れが過去にあり、一時期Googleアップデートにより淘汰されましたが、まだまだ被リンクが多いとサイトは強いと考えられています。
意図的に被リンクを施策したものはブラックハットSEOという名前で呼ばれていますね。ちなみに、GoogleがこのブラックSEO対策でアップデートしたのがペンギンアップデートです。
とはいえ、もはや歴史的な話題になっていますし、少なくともトレンドブログの運営をする上では、被リンクチェックまでする必要はないと考えています。
あまりチェックに時間をかけるよりは、どんどん記事を書いていこうというスタイルがトレンドブログですので。
専門性の高いサイトは基本的に強い
特化ブログという名前で呼ばれたりもしますが、個人サイトであっても一つのジャンルに特化しているサイトは強い傾向にあります。
必ずしも勝てないわけではないので、狙ってはダメということではないですが、ライバルの専門性が高く、コンテンツ的にもしっかりとしているのであれば、勝てない可能性は高いと思います。
専門性の例をあげると、例えばサッカー選手について調べている時に、サッカーに関する記事だけを書いているサイトであれば専門性が高く強いサイトということになります。
もっと言えば、久保建英選手についてのライバルチェックをしようと思った時に、久保建英選手の記事だけで大量にコンテンツを作成しているサイトがもしもあれば、そのサイトに勝つのは難しいのかな・・・という判断になります。
関連記事の数も多い方が強い
専門性に通じるところですが、関連記事の数も強さに影響すると考えられます。
より詳しく多くの関連記事が作られているのであれば、強いという判断になります。
自分がサイト運営をする時に、一つのネタに対して複数記事を作成していくと強くなると考えられるということでもありますね。
記事の内容はやっぱり重要!
記事の内容もライバルチェックする上でかなり重要です。
内容がほとんどないような記事が上位表示していたらチャンスと捉えて良いでしょう。
例えば、ライバルが月間100万PV以上のサイトだったとしても、ただ早く投稿しただけで中身がほとんどないような場合は、普通に勝てます。
逆に、アクセス数は分からない程度のサイトだったとしても内容が非常に良くて、長い間上位表示されている場合には、なかなか勝てないこともあります。
関連記事を増やしたり、もっと良い内容のコンテンツを作成するなどしないと勝つのは難しいと考えられます。
投稿時期が古い場合はチャンスあり
上位表示しているサイトが、かなり古い場合は上位表示できるチャンスがあると考えられます。
例えば、2021年のキーワードを狙っているのに、上位表示されているのは2020年のものだったという場合は、上位表示しているものが、1年以上も前の大手サイトのニュース記事だった場合も勝てる可能性があります。
さらに検索数が急上昇しているキーワードだった場合は、最新のものがすぐに上位表示される傾向がありますので、尚更狙い目と言えます。
無料ブログも勝てる可能性大
アメブロやSeesaaブログなど、無料ブログが上位表示している場合は、勝てる可能性が高いです。
ですが、個人が運営している特定の芸能人の非公式ファンサイトの場合は、非常に強い場合があります。
強い場合がありますが、個人の無料ブログでも上位にこれるぐらい、個人サイトの情報が求められているキーワードと考えることが出来ますね。
キーワード選定の具体的な方法!
では、ここからは、キーワード選定の基本的な方法を具体的な例を基に解説していきます。
トレンドブログは、ニュースのネタをもとに、キーワード選定をして記事を書いていく流れが基本です。
例えば、過去にこんなニュースがありました。
「海外から謎の種が送りつけられた」という相談が、700件を超えたことがわかりました。
農林水産省によりますと、「注文した覚えのない“謎の種”が海外から届いた」という相談が、全国の植物防疫所に7月末から少なくとも744件寄せられたということです。
種は「中国郵政」と記された封筒で届き、農水省が分析した結果、ネギやイネ、ひまわりやコスモスなどの種類に属する種であることが判明しました。ただ、その他、不明なものも多いことや、種がウイルスに感染している場合には病害虫が蔓延することもあるため、農水省は、実際に栽培して分析を進める方針です。
農水省は、種が入った心当たりのない封筒が届いたら、開封せずに郵便局に返送するか、最寄りの植物防疫所に相談するよう呼びかけています。
出典:Yahooニュース
このニュースはなかなかトレンドブログのネタの宝庫だなとは思うのですが、検索したくなる要素が多いですよね。
私が特に気になったのは、次の2点。
1、謎の種ってそもそも何の種なのか?
2、どういう目的で送られて来ているのか?
ということで、「謎の種」をYahooで実際に検索してみます。
Yahooの検索窓に、「謎の種」と入力すると、下にずらっと、「キーワード入力補助機能」が出てきます。
ここに表示されるキーワードは「過去1日の間に最も検索されたものの上位から表示される」とされています。
そのため、話題になっているネタの場合は、日々変わることがありますので、マメにチェックすることで、新しい話題でも、新しく生まれたキーワードをつかむこともできます。
実際に検索すると虫眼鏡キーワードが出てきますね。
そこで、「謎の種 正体」「謎の種 目的」と実際に検索して上位表示できるかライバルチェックをする流れになります。
実際に検索してみると、正体も目的もずらっとニュースサイトや大手週刊誌のページが並んでいるので、どうもここで戦うのはライバルが強く難しそうだとなります。
仮にここで勝負できそうであれば、すごい美味しいキーワードとも考えられますよね。
ですが、そうもいかないので、他のキーワードで上位表示できるかキーワード選定を行っていきます。
もろもろ調べてみると、「謎の種 植えてみた」というキーワードは上位は個人サイトになっています。
であるならば、勝てる見込みがあるので、ライバルチェックをして、より良い内容のコンテンツを作ることで抜かすことができるか検討していき、そのライバルチェックに応じて記事を作成していく流れになります。
なお、1位になれないから書く意味がないというわけではありません。2位や3位でもネタ自体のアクセスボリュームが多ければアクセスは集まりますので積極的に書いていきましょう!
ポイントは、虫眼鏡キーワードや予測キーワードは、一般の人も見て何気なくクリックすることが多いことです。
つまり、最初のニュースを見た時に、「植えてみた」というキーワードは、思いつかなかった人も虫眼鏡キーワードを見て検索することが多いので、検索需要が高まるということです。
キーワードに慣れないうちは、まずは、虫眼鏡キーワードをどんどんライバルチェックして書いていくと良いですね!
「なぜこのKWを狙おうと思ったのか?」を自覚しよう!
キーワード選定で重要なポイントは、「なぜそのキーワード」を選んだのかということをしっかりと理解しておくことです。
どこでネタを発見して、なぜそのキーワードを選んだのか?ライバルチェックをして勝てると見込んだ理由は何なのか?
正解はもちろんないですが、仮定して実践してみることが大事です。
そして、実際に投稿したあとに、アクセス数と順位を検証することで、成果が出れば成功できるパターンが見つかりますし、思うような結果が出ない場合は、自分の考えのズレを予測することもできます。
トレンドブログは量質転化も大事ですが、早く大きく稼ぐためには、しっかりと考えて改善していくことも重要です!
以上、ネタ選定についてじっくり解説しました。キーワード選定と同じく重要な、ネタ選定については下記コンテンツで紹介していますので合わせてチェックしてくださいっ!!
コメントフォーム